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伊野尾慧、膨大なセリフ量も「一言一句間違えられない」 森見登美彦氏『四畳半神話大系』の舞台に主演

舞台『四畳半神話大系』初日前会見に参加した伊野尾慧 (C)ORICON NewS inc.

 7人組グループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が17日、東京・新国立劇場 中劇場で自身が主演を務める舞台『四畳半神話大系』の公開ゲネプロ&初日前会見に参加した。

【写真】キュートなハートマークを見せる伊野尾慧や加藤史帆

 主人公のさえない大学生「私」役を演じる伊野尾と共に物語を彩るキャストには、明石さん役に元日向坂46のメンバーとして活動し、現在は俳優として映像作品を中心に活躍している加藤史帆、小津役に劇団イキウメの大窪人衛、樋口師匠役にはヨーロッパ企画の石田剛太、羽貫さん役にはNetflix『極悪女王』での体当たり演技が多くの注目を集めた剛力彩芽、そして、お笑いコンビ「しずる」の池田一真が猫ラーメンの店主役、純が相島先輩役で出演する。

 本作は、京都を作品の主な舞台とし、独自の語り口で日本の新しいファンタジーを切り拓く話題の作家・森見登美彦氏の大人気小説『四畳半神話大系』が原作。京都の「腐れ大学生』が同時に生きる並行世界が描かれる舞台化困難と思われる小説を、2010年にフジテレビ系の深夜アニメ枠、ノイタミナで放送されたアニメ『四畳半神話大系』で脚本を担当したヨーロッパ企画の上田誠氏による脚本・演出で、初舞台化する。

 上田氏は「森見さんの小説を舞台化するのは僕自身2回目で。1回目は『夜は短し歩けよ乙女』という割ときらびやかでファンタジックな作品だったんですけど、今回の『四畳半神話大系』はあまり舞台化するのに向いてないっていうか…。主人公である大学3回生の私がひたすら独白で物語が進む。不毛な大学生活について語っていく割とハードコアな原作なので、実は『夜は短し歩けよ乙女』よりずいぶん難易度が高いなと思いながら。それでも内包されているエネルギーがすごいなと思った。これを舞台化なんとかできたらな、というのが今回の始まりで。舞台化、成功しました!」と報告した。「素晴らしいキャストに恵まれた」と話しながら「今回、もともと物語の文量がすごく多くて。その物語量をなるべく劇中でもやってしまおう、と。場面も100場を超えるシーンで構成されてまして。歌も踊りも殺陣もある全ての演出てんこ盛り。趣向に満ち満ちた劇になっています。けいこ場は大変だったと思うのに皆さん笑顔でやってくださった。とてもありがたかったです。特に主演の伊野尾さんはやることが多すぎて。どこかで怒られるんじゃないかって結構ドキドキしてたんですけど、最後まで朗らかにやってくださった」と感謝していた。

 初タッグとなった上田氏について伊野尾は「すごくハンサムで。いつも優しくて。すごく好きになってしまいました」とにやり。「上田さんが僕に舞台の上でやってほしいことをきっと言葉だけじゃなくて、脚本にすごく詰め込んでくださっていて。本を読んで、けいこを進めていくと『もしかしてこういう思いで僕のことを思って書いてくださったのかな』といろいろわかってきて。すごく優しい言葉を投げかけてくれるんだけれども、本を読むと『厳しいこともそこでは言われてるのかな』という思いになって。いい塩梅のアメとムチで育てていただきました」と返礼していた。

 膨大なセリフ量となったが覚え方を問われると、伊野尾は「どうやって覚えたんですかね?」と照れ笑い。上田氏は「『テスト勉強してないよ』に言ってるみたい」とイジると、伊野尾は「どうやって覚えたのかわからないですけど、本当に4月はあっという間に過ぎ去りました。いつの間にかけいこが終わってたみたいな」と苦笑い。森見氏の文体を、そのままセリフに起こしているため、なかなか覚えるのが難しいセリフだったそう。けいこでも間違いがないか入念なチェックがあったそうで伊野尾は「上田さんも森見さんもいるので一言一句絶対に間違えられない気持ちでやってます」と言葉に力を込めていた。

 公演は、5月17日~31日に東京・新国立劇場 中劇場、6月4日~9日に大阪・東京建物Brillia HALL 箕面にて上演される。

 会見には、加藤、大窪、剛力も参加した。"