私の小倉台日記

■プロフィール
勝山朗子(かつやま・あきこ)
  小説家、エッセイスト。房総文化懇話会会員。文学サークル『槙』同人。共著に『千葉児童文学選集』『槙・文学選集1・2・3』『何がそんなに…』など。千葉市在住。


ケサラン・パサラン

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 それを見つけたのは十二月四日の午後だった。ワインレッド色のソファーの肘掛の部分に、それはいた。真っ白いふわっとしたものが私の眼に止まった。「うわっ」。私はそおっと、そおっと、それを手に乗せた。 ・・・

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