2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

衝撃が走る一日

 ――房総文化懇話会平成二十年度総会と第一回例会――といった、何かものものしい会合があり、私も尻尾について出席した。

 ここ数回、病気を理由に例会を休んでいたが、今回は会場が佐倉ということで、何はともあれ出席することにした。

 佐倉は、私が第二のふるさとと思っている事情が過去にあった。

 午後十二時三十分、ビデオ作家の田口昇氏が、小仲台のボロ宅まで迎えに来てくれた。

 田口氏は私よりずっと若い友人だが、今日は宴会の席でも飲まず、送迎に徹底すると言って、すべての機能を備えた愛車とともにやって来た。

 私らは、一時には佐倉市に入っていた。集合時間の三時までにはまだまだ余裕がある。じつはこの余裕にはひそかな私の計画があり、田口氏にも了解を得ていた。

 ささやかな手みやげを持ち、新町の花島理髪店を訪ねた。一昨年亡くなったおばあちゃんの仏前に供えるつもりだったが、家人は留守だった。

 脇へ回って手みやげを置くと、花島夫妻の屈託のない笑顔を思い浮かべながら、メモを残して車に戻った。

 第一目標に続いて第二目標に向かう。佐倉女子高校である。二十歳前後、私は佐倉女子高校の生徒会に招かれ、講堂で歌ったり、しゃべったりした記憶があるが、この日の用件はそれとは関係ない。

 友人・梅津魏秀先生の水墨画が見たかったからである。

 魏秀先生は佐倉女子高校の出身で、数点の代表作を寄贈されたと聞いている。

 訪ねると、佐倉東高に名称が変わっていたが、職員の先生が笑顔で対応してくれて、目的が気持ちよく達成された。

 午後三時前に、佐倉市岩名の鈴木治平先生宅に到着した。

 金属工芸家・鈴木治平先生は、一九六七年日本現代工芸展大賞、日展特選、北斗賞。八四、八五年日本新工芸会会員賞。九八年工芸美術日工会文部大臣賞。二〇〇二年日展会員賞。現在、東京芸大名誉教授、日展会員、日工会理事、千葉県美術会会長、そして房総文化懇話会の会長先生である。

 ちなみに、この日のプロデューサー・高岡良樹氏は、会の副会長さんであり、作詩作曲家・歌手であり、私の古くからの友人である。...


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