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新春詠 2021年 読者文芸

 千葉日報「読者文芸」欄の選者と2019年の全投稿者から選ばれた最優秀賞受賞者による新春をことほぐ俳句、短歌、川柳、詩を特集する。

【日報俳壇】

◆選者 水見壽男さん

 年の瀬もろもろ
校庭の落葉溜りの色の綾
冷やめしの声の飛び交ふ年の市
枯葉踏む一人の音のよく弾む
煤逃げの珈琲店の奥の席
年忘れ禁酒断行中の彼
颯爽と落葉の径を二人連
煤逃げの珈琲店の飲み仲間
巻末の図書案内や年の果
自家製の濁酒もて打上げす
歳晩のきらめき止まず利根運河

 みづみ・ひさお 1935年北海道古平町生まれ。ホトトギス同人、俳誌「悠」主宰。千葉県俳句協会顧問。千葉県ホトトギス同人会長。句集「九線譜」「馬」など。流山市在住。

◆最優秀賞 泉水勝さん

初夢の父は ・・・

【残り 2924文字】



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