千葉市教委の体罰調査に疑問 「ゼロ」以外許されない空気も 事実確認限界、背景に現場疲弊 【ちば特 千葉日報特報部】(後編)

 千葉市教育委員会が毎年行う体罰に関する調査。体罰「0件」という結果と現場の声に乖離(かいり)が生じている。体罰の事実確認に限界がある一方、取材を進めると「0件以外許されない雰囲気」や「人手不足による疲弊」といった問題も浮かび上がった。

 調査は、児童・生徒が匿名で回答でき、詳細が書かれていないことも多い。事実確認には限界がある。市教委も「調査が難しいケースもある」と認める。

 しかし今回、取材に応じた小学校に勤務する教諭は「匿名だからこそ子どもたちが声を上げている」と指摘。「認定できなかったから『体罰0』は間違ったメッセージになる」と強調し、こう続けた。「体罰ではなく『不適切な指導』と認定されることがあるが、『不適切』が魔法の言葉になっている。 ・・・

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