任期満了に伴ういすみ市長選は３０日投開票され、無所属新人で元県議の小路正和氏（５７）＝自民、立民、千葉維新の会、国民推薦＝が元市議の高原和江氏（５４）、元東金市議の佐久間治行氏（７５）の無所属新人２人を破り初当選した。投票率は６２・４３％で前回市長選の５４・２１％を８・２２ポイント上回った。当日有権者数は２万９９１８人（男１万４６２５人、女１万５２９３人）。

　今任期限りで勇退する太田洋市長（７７）＝５期＝の次のかじ取り役を巡り、地域活性化などをテーマに選挙戦が展開された。小路氏は県議３期１０年の経験と実績を強調。防災先進都市や地域医療充実などの政策を示し、「市の未来を皆さんとつくり上げる」と意欲を訴えた。組織も生かして広く支持の浸透を図った。

　高原氏は「太田市政の成果を引き継ぎながら市をより発展させる」、佐久間氏は「古里を住み続けたいまちにする」とそれぞれ支持を呼びかけたが、及ばなかった。

（橋本ひとみ）

　◇小路氏の略歴＝会社役員（元）県議、自民党いすみ市支部長、大原町議。日本体育大卒。大原

◆いすみ市長選開票結果
＝選管確定＝
当１０４４７小路　正和（５７）無新
　　　　　　＝自民、立民、千葉維新の会、国民推薦＝
　　７１０６高原　和江（５４）無新
　　　９９１佐久間治行（７５）無新