戦略的な広報の「裏側」解説 千葉県広報研究会産官学100人が受講、交流

県内の広報担当者約100人が参加した千葉県広報研究会メインセッションvol.2=6日、千葉市中央区
県内の広報担当者約100人が参加した千葉県広報研究会メインセッションvol.2=6日、千葉市中央区

 千葉県広報研究会は6日、全体セミナー「メインセッションvol.2」を千葉商工会議所第1ホールで開催した。県内の産官学で活動する広報担当者約100人が参加し、「メディアに刺さる」広報の実践について学んだ。

 基調講演には長野県のクラフトビールメーカー、ヤッホーブルーイングで広報を務める渡部翔一氏が登壇。適正飲酒を目的として開発した「ゆっくりビアグラス」など、社会課題解決に向けたユニークなPR企画で多くのメディアに取り上げられた実績を踏まえ、どのような戦略でPRを実践してきたかの「裏側」を解説した。

 渡部氏は「メディア関係者からの意見は社会の視点でもある。そうした情報を社内に還元することで製品やサービスの価値を高めることにつながる」とメディアとの関係性を築く利点も伝えた。

 セミナー後半では、参加者同士が名刺交換などで活発に交流。プレスリリース配信サービス「PR TIMES」による相談ブースも開設され、リリースの有効活用など参加者の課題にアドバイスを行った。

 研究会の今後の活動は公式サイトで随時案内していく。https://chibakoho.jp/


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