髪形さまざま自主性重視 「脱・丸刈り」強豪校にも 【房総球児の今 2025 千葉高校野球】(下)

坂巻監督の話を聞くために集まった拓大紅陵の選手。髪形は自由だが、丸刈りの選手も多い=6月、木更津市
坂巻監督の話を聞くために集まった拓大紅陵の選手。髪形は自由だが、丸刈りの選手も多い=6月、木更津市

 帽子を取り、一礼をすると丸刈り頭がずらりと並ぶ-。一昔前の高校野球ならばおなじみの光景だが、近年は全国的に「脱・丸刈り」の動きが広がり、甲子園出場経験がある県内強豪校にも波及している。

 6月に行われた千葉大会の組み合わせ抽選会。集まった各校の主将たちの髪形はさまざまで、公立、私立を問わずスポーツ刈りや短髪が散見された。

◆熱中症予防にも

 甲子園準優勝の経験がある強豪、拓大紅陵も2024年1月頃から、指導者が主導して丸刈りだった部員の髪形ルールを改めた。「長い髪を認めるようになったのか」。幅広い世代のOBから“残念がるような声”が聞かれることもあったが ・・・

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