2025年6月25日 12:55 | 有料記事

インタビューに応じる越川和恵社長=銚子市の大衆日報社
「やめないでください」「なくなってしまうなんて寂しい」。“閉刊”を告知したその日、関東地方の東端にある小さな新聞社では、終日電話が鳴りやまなかった。「こんなにも惜しんでくれる人がいるなんて」-。経営難に伴い、92年続いた地域紙「大衆日報」(銚子市)の発行終了を案内した社長の越川和恵さん(61)は、読者からの熱いメッセージに驚き、心を震わせた。一時は「あとは静かに消えていくだけ」と考えていた越川さんは、市民らの応援を背に、同紙の存続を決めた。
(田村理)
◆刷るほど赤字
同紙は越川さんの祖父が1933年に創刊。同市や茨城県神栖市で配達されており、イベントやスポーツ大会など地元密着の話題を取り上げ親しまれている。
しかし同紙は、深刻な危機に陥っていた。人口減少に伴い部数減に歯止めが掛からない中、印刷に必要な ・・・
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