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署名及ばず30余年で幕 記憶残る集大成企画展に 川村記念美都内縮小移転へ 佐倉 【回顧2024 取材メモから】

2024/12/30 5:00 (3/12 16:03更新)
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 国内有数の現代美術コレクションに里山の地形を生かした景観や自然光が降り注ぐ展示室…。佐倉市郊外で開館から30余年、趣向を凝らして名画を公開してきたDIC川村記念美術館で今夏に突如、東京都内への移転構想が公となった。正式決定する年末を前に、来館者急増で休館時期が延期されたり、署名運動が展開されたりと半年足らずで国内外に存続の願いが広がったが、移転は覆らず来年4月に佐倉で休館を迎える。  同館は印刷インキが祖業の化学メーカーDIC(東京)が自社研究所敷地で1990年にオープン。経営ビジョンの「彩りと快適」を象徴し、クロード・モネやパブロ・ピカソら所蔵作品754点のうち同社が保有する384点の資産価値は計112億円(6月末時点、簿価ベース)に上る。  国立歴史民俗博物館(歴博)とともに佐倉を代表してきた文化施設に撤退論が浮上したのは8月。DICは中間報告として、本業の厳しい経営事情...

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