とにかくグラウンドでは一番声を出す。先輩に遠慮なんてない。声がこだますると、不思議とナインの心がほぐれ、チームの集中力が上がっていく。東京学館2年の千葉ケン志朗。明るいキャラクターな、その声の持ち主は「すぐに調子に乗ってしまう」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
178センチ、80キロのがっちりした体格。「子どもの頃からずっとキャッチャー」というように、捕手になるべくしてなった、まさにそんな感じだ。5人きょうだいの上から4番目で、3人の兄はいずれも高校球児。「家中に野球がありました」とはにかんだ。
忘れられない試合がある。春の県大会準々決勝。木更津総合相手に九回途中まで1-0とリード...
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