9月はがん征圧月間 ちば がんにうち克つ 2019

 最近、厚生労働省から「全国がん登録」による結果が公表されましたが、それによると2016年に新たにがんと診断された患者数は99万5千人と、千葉市の人口とほぼ同じ100万人に上っています。そして、高齢化に伴い今後も、がん患者数は増加するものと考えられます。今回は、男性のがん罹患(りかん)率で胃がんに次いで多い前立腺がんと、頻度は多くないものの治療が比較的困難な頭頸部(けいぶ)がん・食道がんに焦点を当てて解説いたします。

(千葉県がんセンター病院長 山口武人)

【1】縫合操作の難点克服 千葉県がんセンター泌尿器科部長 深沢賢 前立腺がんのロボット手術

【2】外来通院で治療可能 県がんセンター前立腺センター部長 小丸淳 化学療法

【3】手術と同等の選択肢 県がんセンター放射線治療部長 原 竜介

【4】兵糧攻めで増殖抑制 千葉県がんセンター泌尿器科主任医長 小林将行 ホルモン療法

【5】50歳になった男性はPSA測定を 早期発見、治療が重要 千葉県がんセンター泌尿器科医員 篠原正尚

【6】基本治療は手術で切除 舌がんという病気と治療について 千葉県がんセンター頭頸科部長 佐々木慶太

【7】適切処置で長期生存 甲状腺がんの治療 千葉県がんセンター頭頸科医長佐々原 剛

【8】治癒、温存へ早期発見を 喉頭がんって何? 千葉県がんセンター頭頸科医長 櫻井利興

【9】禁煙治療の外来受診を たばこと喉頭がん・食道がん 千葉県がんセンター研究所長 永瀬浩喜

【10】若年層でも油断禁物 咽頭がんについて 千葉県がんセンター頭頸科部長 佐々木慶太

【11】無症状でも定期検査を 受診のすすめ 千葉県がんセンター食道・胃腸外科部長鍋谷圭宏

【12】体に負担少ない外科治療  内視鏡駆使した手術 千葉県がんセンター食道・胃腸外科主任医長 星野敢

【13】技術向上で早期発見 食道がんの内視鏡治療 千葉県がんセンター内視鏡科医長 北川善康

【14】化学療法の効果期待 抗がん剤治療 千葉県がんセンター治験臨床試験推進部部長 三梨桂子

【15】副作用予防の研究も 化学放射線療法 千葉県がんセンター放射線治療部部長 原竜介


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