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世界最古の花・大賀ハス 弥生時代に想像広がる 【千葉地理学会連載 おもしろ半島ちばの地理再発見】

 千葉市は「花の都・ちば」を標榜し「花のあふれるまちづくり」を推進しています。そのシンボルキャラクターが「ちはなちゃん」で、「オオガハスの妖精」という設定です。

 大賀ハスは1951年に千葉市花見川区で発掘された実(種)から発芽・開花した古代ハス(蓮)です。東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)で縄文時代と考えられる遺跡が発見され、3粒発見された種を植物学者の大賀一郎博士が育てました。

 そのうち、ただ一つだけ生育できた株を翌年3か所に分根・栽培し、その一つがピンク色の花を咲かせました。この開花は国内外で「世界最古の花」として大きな話題となり「大賀ハス」と名付けられました。年代測定の結果、約2千年前のものと推定されました。

 大賀ハスは54年に千葉県天然記念物に指定され、93年には「千葉市の花」として制定されました。また、国内及び世界各国約200カ所に分根されて平和と友好親善の象徴になっています。...

 最初に分根された三つのうちの一つが千葉公園(千葉市中央区)の弁天池に植え付けられました。その後、千葉公園の大賀ハスは70年代末に病気で絶滅寸前にまでなったものの、人々の努力で復活し、93年には綿打池北側に900平方メートルのハス池や木道が整備されて現在に至っています。

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