4位CS出場逃す 荻野ら奮闘も勝ち切れず 井口ロッテ2年目を振り返る 千葉ロッテ

シーズン最終戦セレモニーでファンにあいさつする千葉ロッテ・井口監督(中央)=9月24日、ZOZOマリン
シーズン最終戦セレモニーでファンにあいさつする千葉ロッテ・井口監督(中央)=9月24日、ZOZOマリン

 9月30日にプロ野球のレギュラーシーズンが終了した。千葉ロッテは69勝70敗4分けの4位で、3位楽天とは2ゲーム差。3年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)出場を逃した。井口ロッテ2年目を振り返る。

◆最終戦で大敗

 9月24日の西武戦。試合途中に楽天が勝利し、敗れるとCSの可能性が消滅する中、4-12で大敗。千葉ロッテの2019年シーズンは終わりを告げた。勝ち切れない今季を象徴する最終戦だった。

 今季の最多貯金は9月11日時点の3で、借金は4月14日時点の6。最多連勝は4で、連敗は5だった。大きく負けが込むことはなかったが、貯金が大幅に増えることもなく、勝率5割付近にとどまる時期が長かった。

 それでも133試合を終えた9月11日には3位に立ち、4位楽天とは1ゲーム差。CS進出には有利な状況だった。だが、そこからラスト10試合で3勝7敗とスパートに失敗。寸前でCSを逃した。

◆投打に故障者

 勝ち切れなかった原因の一つは故障者の多さだ。昨季6勝を挙げた有吉が4月に右肘の手術を受けて離脱すると、セ・パ交流戦前の5月には田村、藤岡、角中ら野手陣に負傷者が続出。井口監督は「交流戦の時期は故障者が出て苦しかった」と振り返った。チーム最多の25ホールドを記録していた松永が左肩痛で終盤に離脱したのも痛かった。

 新外国人は長距離打者として期待されたバルガスは35試合で打率1割7分9厘、1本塁打、6打点と日本の野球に対応できなかった。ブルペン陣の強化を見込んで獲得したレイビン、ブランドンも期待外れの結果に終わった。

◆本塁打は倍増

 最終戦後に井口監督は「1位と4位の差を感じた試合」と振り返った。ただ、借金22の5位で終わった昨季に比べると健闘したのは事実だ。ソフトバンクには17勝8敗と大きく勝ち越し。チームの投打成績は盗塁以外は昨季を上回った。特にチーム本塁打は昨季からほぼ倍増の158本。32本塁打のレアードら7人が2桁本塁打を記録した。総得点も昨季より100点以上増えた。

 野手陣ではプロ入りから故障に苦しんできた荻野の活躍が大きかった。初めて規定打席に到達し、パ3位の打率3割1分5厘をマーク。鈴木は打率2割8分8厘、15本塁打、68打点といずれもキャリアハイの打撃成績を残した。

 投手陣は規定投球回の到達者はゼロだったが、チームトップタイの8勝を挙げた種市、5勝の岩下ら20代前半以下の選手が台頭。チーム最多60試合に登板した抑えの益田や、種市に並ぶ8勝の石川ら中堅組も奮闘した。

 最終戦セレモニーでファンに「来年こそ皆さんと共に優勝を勝ち取りたい」と語った井口監督。5日からZOZOマリンスタジアムで秋季練習を行う。来季こそリーグ優勝をつかめるか。



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