1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 8 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | X | 6 | 9 |

◆「自分の生きる道」 対左腕起用で結果
与えられたチャンスの意味を理解し、結果を積み重ねている。千葉ロッテの大嶺翔が2安打1打点。「左投手の時に多く打席に立たせてもらっている。自分の生きる道」と、かみしめるように言葉を紡いだ。
先発の岩田から二回に外角の134キロをはじき返し中前打を放つと、七回には3番手岩崎の内角スライダーを捉えてしぶとく中前適時打。いずれもマウンドに立っていたのは左腕。抜てきにしっかりと応えた。
内野はどこでも守れるユーティリティープレーヤー。昨季の終盤はバットでも輝きを放ったが、ここまでオープン戦打率は3割7分。構え遅れしないことを心掛け「しっかりタイミングが取れている」と好調ぶりが際立つ。山下野手総合兼打撃コーチは「秋から目の色を変えて練習して、バットを振っていた。レギュラー争いに加わってきた」と25歳に目を細める。
開幕戦の相手、ソフトバンクは和田の先発が内定している。左腕だ。「結果を残せば、スタメンも見えてくる」。さらにアピールし、大舞台をつかみ取る。
◆スタン、5回1失点
千葉ロッテの先発スタンリッジは5回を被安打6の1失点。この日がオープン戦2度目の登板で「そこまで投げていない。疲れたというか…」と五回に3安打を集められて失点したが、「全体的には自分なりの投球ができた」。
三回に3番糸井を147キロで二ゴロ併殺打に仕留めてピンチを脱出するなど、力強い直球を披露した。伊東監督は「内野ゴロが多かった。ボールが動いていて、自分の投球ができている」。開幕ローテーションへ、順調に仕上げている。
戦評
千葉ロッテはスタンリッジが要所を締めて5回1失点にまとめ、仕上がりの良さを見せた。打線は井上が1-1の五回に適時二塁打を放ち、大嶺翔は2安打1打点で好調を維持。ミスが目立った阪神は岩田が5回4失点と不安を感じさせた。
ダッグアウト
◇伊東監督(井上、大嶺翔に)「左投手の時に(先発)起用もある。いいところで打ってくれた」 ◇菅原(育成選手の新人。七回にオープン戦初打席初安打)「思い切り行こうと思っていた。また(1軍に)戻って来られるように頑張ります」