2025年3月11日 19:45 | 無料公開
東日本大震災の発生時刻に合わせ、石川県珠洲市の銭湯「海浜あみだ湯」の休憩所で黙とうするスタッフら=11日午後2時46分
同じ被災地として思いをはせ、鎮魂を祈る―。昨年元日に能登半島地震が襲った石川県でも、東日本大震災の発生から14年に合わせて黙とうがささげられた。「どうぞ安らかに」。昨年9月には、記録的な豪雨にも見舞われた能登の被災者は、各地で相次ぐ大規模災害で苦しむ人が一人でも少なくなるよう願いを込めた。
被害の大きかった輪島市役所では、震災発生時刻の午後2時46分に合わせてアナウンスが流れた。職員は一斉に作業の手を止めて立ち上がり、来庁者ともども静かに目を伏せた。
珠洲市の銭湯「海浜あみだ湯」で黙とうした岐阜県出身のスタッフ楓大海さん(33)は能登地震で自宅が壊れ、市外のみなし仮設住宅で生活しているという。「当事者になって、東北の人々の苦しみや絶望感がようやく分かった。亡くなった方々は安らかに過ごしてほしい」と話した。
金沢市では、震災を経験した移住者が当時の記憶や近況を語り合う集いが開かれた。参加した浅田正文さん(83)は「福島と同じような事故は二度と起きてほしくない」と語った。







