顧客500人被害、31億円に プルデンシャル生命、社長辞任

プルデンシャル生命保険のロゴ=16日、東京都千代田区

 外資系生命保険大手のプルデンシャル生命保険は16日、社員や元社員ら約100人が顧客に架空の投資話などを持ちかけ、金銭をだまし取ったり借りたりする不適切な行為をしていたと発表した。1991年から2025年にかけて約500人から計約31億円を受け取り、約23億円が弁済されていない。経営責任を明確にするため、間原寛社長が2月1日付で引責辞任する。

 保険業界では顧客からの金銭詐取や出向先からの情報漏えいなど、不祥事が相次いでいる。ガバナンス(企業統治)強化を求める声が高まるのは必至だ。

 プルデンシャル生命によると、架空の金融商品への投資を持ちかけ金銭を着服した例や、個人的に顧客から借金をしていた事例を確認。多くは営業職員が関与していた。

 金沢支社に所属していた元社員が投資運用名目で顧客から約7億5千万円を受け取っていたことが24年に発覚し、石川県警に詐欺容疑で逮捕された。

 プルデンシャル生命は「多大なるご迷惑とご心配をおかけしており、深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。


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