EU、アップルとメタ制裁 市場法違反、1100億円 競争確保、優遇禁止

ブリュッセルの欧州連合(EU)本部に掲げられた旗=2020年8月(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は23日、米アップルと米メタに対し、巨大IT規制「デジタル市場法(DMA)」違反で計7億ユーロ(約1100億円)の制裁金を科したと発表した。公平な競争環境を乱したと判断した。昨年3月に適用が始まったDMA違反で制裁金を科すのは初めて。

 制裁金の内訳はアップルが5億ユーロ、メタが2億ユーロ。EUによるIT企業への規制はトランプ米大統領が批判しており、新たな制裁措置はEUと米国の対立を深める可能性がある。

 DMAでは、違反した企業に世界の年間売上高の最大10%に当たる制裁金を科す可能性があった。

 欧州委は、アップルが同社のアプリ市場以外で開発者が消費者にアプリを配信することを妨げたと判断。消費者の選択肢を狭めたとみている。

 メタに対しては、運営する交流サイト(SNS)のフェイスブックとインスタグラムで、欧州の利用者にデータ収集への同意か、有料プラン加入の2択しか用意していなかった点が問題だと指摘した。


  • Xでポストする
  • LINEで送る