2025年4月10日 18:46 | 無料公開
岩屋毅外相
岩屋毅外相が、今月末から米ニューヨークで始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会に出席する方向で調整していることが分かった。再検討会議は2015、22年と2回連続で決裂しており、来年の会議も難航が予想される。岩屋氏は準備委で演説し、唯一の戦争被爆国として核軍縮に取り組む決意を表明。分断が深まる加盟国に結束を呼びかける見通し。複数の政府関係者が10日、明らかにした。
準備委に日本の外相が参加するのは18年以来3度目。政府は先月、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加を見送り、被爆者から批判が出ていた。政府は不参加について「条約は核抑止と相いれず、NPTの下で現実的な取り組みを推進する」と説明しており、準備委に外相を派遣することでNPT体制強化に取り組む姿勢をアピールする狙いがある。
政府が設置した核保有国と非保有国の有識者が核軍縮の道筋を話し合う「国際賢人会議」は先月末、核の威嚇で敵対国に攻撃を思いとどまらせる「核抑止」からの将来的な脱却などを求める提言をまとめた。








