バスの車体を週明けに検証 速度記録解析、原因解明へ 

バス転落事故犠牲者のひつぎを乗せた車に手を合わせる警察官=16日午後1時35分、長野県軽井沢町

 長野県軽井沢町の国道バイパスから大型バスが転落しスキー客ら14人が死亡した事故で、県警は16日、週明けにバスの車体を検証する方針を固めた。事故時の速度や走行時間・距離などが記録されたタコグラフの解析を進めるほか、車体の損傷部位などを詳しく調べ、事故原因の解明を急ぐ。

 バスは後方の天井部分が大きくへこむなど激しく損傷。転落後に斜面の樹木に衝突した衝撃とみられる。前輪タイヤは右を向いたまま。ガードレールにはこすったような跡が残り、路面には片側1本だけのタイヤ痕があった。

 県警は、現場の状況や車体の損傷部位を突き合わせて調べ、事故当時の速度などを特定する。


  • LINEで送る