千葉市長「選定の経緯、理由、安全性を確認する」 囲み取材全文 処分場候補地に東電千葉火力 【汚染焼却灰】

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囲み取材に応じる熊谷市長

 指定廃棄物の処分場建設問題で24日、環境省の小里泰弘副大臣との面談終了後に開かれた熊谷俊人市長の囲み取材でのやり取り全文は次の通り。

◆「頭から反対」ではない

 記者:まず面談を終えて、市長の率直な受け止めを。

 市長:千葉市にも指定廃棄物は7・7トンほど清掃工場で保管されているが、千葉県の管理する場所が1カ所で保管されるという議論がされていく中で、千葉市の東電千葉火力発電所が選定されたと正式に副大臣にうかがった。今後、選定の経緯、理由、安全性などについて詳細に確認させていただかなければならない。

 記者:安全性についての確認だが、環境省の説明のほかに、千葉市独自の調査もありうるか。

 市長:我々が今後、どのように安全性を確認するか、手法を含めて考えていきたい。

 記者:すでに近隣住民からは懸念、反対する声も出ているが、調査で安全性が確保されれば、市長としては反対する姿勢ではない、と。受け入れる可能性もあるという立場なのか。

 市長:現時点では判断できる状況ではない。ただ、当然、県内市町村長会議で議論されてきた経緯(処分場を県内に1カ所設置する方向性で一致)がある訳で、少なくとも、検証せずに頭から「自分の町だけは嫌」だとは申し上げられない。

 記者:では「頭から反対」というわけではないのですね。

 市長:(うなずく)

◆正式に知ったのは今日

 記者:1点確認したいが、環境省からこれまでにサジェスションはあったか。

 市長:打診は無い。千葉火力発電所と(正式に)知ったのは今日(副大臣から聞いて)。(非公式には)報道ベースで知った。

 記者:環境省はある意味、言い方悪いが、いきなり報道を通じて発表したと言うことですね。

 市長:どのような形で報道が出たかは私たちはうかがい知ることはできないが、報道が先行したことは事実。より、住民、市議会、市が納得できる形で説明を今後、十分にしていただく必要があると思う。

 記者:報道が先行し、その前に通達がなかったことについて不快感があるか。

 市長:私たちも申し上げたいことはあるが、後ろ向きの議論をしても仕方がない。選定理由、経緯の妥当性、正当性、そして何より、施設の安全性、これを確認することが、住民に対する私たちの責任だと思う。

◆議会、住民に国の説明を

 記者:副大臣とのやりとりで、詳細な調査への協力を求められているが、調査を受け入れるかについても判断できないというスタンスか。

 市長:少なくとも我々は、現時点で「詳細調査をどうぞ」というわけにはいかない。そういう段階ではない。

 記者:他の候補地と比べ人口の多いところからそこまで離れていないが。

 市長:他県の状況も至急確認したが、いずれにしても、我々は他県というより、この千葉における妥当性を第1に考えたい。

 記者:どのくらいの住民や市民の納得、情報公開はどのレベルまでと考えるか。

 市長:全ての情報を把握しているわけではないが、5千以上の対象の中から千葉市のあそこが選ばれた理由は納得がいくまで説明いただく必要があるし、直近の民意である市議会にも説明していただく必要がある。当然、地元説明会などもやってもらわないといけない。一つ一つの取り組みを確認させていただく。

◆保管方法など確認し判断

 記者:(2012年に千葉市が東北の)震災がれきの受け入れを市長が表明した際、安全性と住民の合意が条件だったが、今回も仮にこの2つが確保されたら受け入れやむなしという立場か。

 市長:現時点では仮定の話はお答えできない。我々も国の定める保管方法を詳細に確認していない。保管方法、搬入の考え方、あらゆることをしっかり確認させていただいた上で、我々としても判断できるだろう。賛成、反対とお答えできるといいのだが、現時点では、そういったこともお答えできる状況ではない。