一坪共有地を引き渡し命令 成田空港隣接地で千葉地裁

  • 0
  • LINEで送る

 千葉県が、成田国際空港会社(NAA)に売却を予定している県有地の中に「一坪共有地」を持つ地権者8人に対し、買収に応じるよう求めた訴訟で、千葉地裁は16日、地権者1人当たり約9千~67万円、計約90万円の賠償金と引き換えに、共有地を全て県に引き渡すよう命じる判決を言い渡した。

 一坪共有地は土地を多人数で所有し事業者側の買収を困難にする空港反対運動の一つで、地権者を空港反対派が支援している。今回の訴訟で問題となった共有地は、空港に隣接した物流基地の建設予定地の中にある。

 鹿子木康裁判長は判決理由で「被告らの持ち分は小さい上、土地としての社会的、経済的効用は乏しい」とする一方、「原告が土地を取得する必要性は大きい」と指摘した。