92歳母、病室で不審死 次男、殺害後に自殺か 鎌ケ谷

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君子さんが病室で死亡していた初富保健病院=11日午後、鎌ケ谷市初富

 10日午後8時5分ごろ、鎌ケ谷市初富の初富保健病院の看護師から「入院中の患者が呼吸停止状態となっている」などと鎌ケ谷署に通報があった。同署員が駆け付けたところ、2階の個室の病室ベッド上に、同市中央2、無職、井上君子さん(92)があおむけに倒れ死亡していた。首に皮下出血があったことなどから、同署で殺人事件の可能性があるとみて、連絡が取れなくなっていた君子さんの次男(66)の行方を捜索したところ、次男は近くの神社で死亡していた。千葉県警では、次男が君子さん殺害後に自殺を図った可能性があるとみて調べている。

 県警捜査1課によると、君子さん方は長男、次男の3人暮らしだったが、君子さんは2012年2月に脳梗塞などで同病院に入院していた。長男は10日の昼ごろに見舞いに訪れており、夕方にも姿が確認されていた。病室には、病院に宛てた次男のものとみられるメモが残されていた。メモには、次男の名前とともに、病院側の君子さんに対する介護への感謝の気持ちがつづられていた。

 次男は11日午前9時15分ごろ、同署員が同市初富本町地先の神社敷地内の木の近くで死亡しているのを見つけた。遺体の状況などから自殺とみられ、所持品にはメモのようなものがあったという。

 県警はきょう12日に君子さんの遺体の司法解剖を行い、詳しい死因などを調べる。

 同病院は1983年に開設され、病床数は640。終末期医療に力を入れているほか、復帰を目的としたリハビリ患者を多く受け入れている。