スポーツ鬼ごっこ初代日本代表 千葉県内から9人選出 女子代表、鈴木選手「多彩な戦術、奥が深い」 全員が印西の陸上教室所属

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代表ユニフォームで協会認定のポーズを決める初代スポーツ鬼ごっこ日本代表選手=印西市の印旛中央公園
代表ユニフォームで協会認定のポーズを決める初代スポーツ鬼ごっこ日本代表選手=印西市の印旛中央公園

 約1300年前の奈良時代から広く親しまれてきたとされる「鬼ごっこ」。日本の伝統文化でもある遊びをアレンジした「スポーツ鬼ごっこ」の日本代表チームが創設され、千葉県内からも中学生、社会人ら9選手が代表入りを果たした。代表は今後、競技の普及、ワールドカップの自国開催を目指し、世界にその魅力を伝える活動に取り組む。

 スポーツ鬼ごっこは、2010年に「鬼ごっこ協会」(羽崎泰男会長)が提唱した新競技。誰もが知っている遊びの鬼ごっこに、得点を競うゲーム要素を加えた。7人1チームで、敵陣内の「宝」に触れると1点。敵に侵入されたチームは自陣内で鬼になり、侵入者を両手でタッチして失点を防ぐ。

 提唱からの4年間に全国42都道府県で大会が開かれ、子どもから大人まで約17万人が参加するなど愛好者が急増している。協会は国内外への普及を目指しており、「代表」創設もその一環。代表はワールドカップの自国開催へ向けたさまざまな活動に参加する。

 7月に発表された男女代表には県内から、脇迫翔平(男子)、村井美友、鈴木奈々恵、諏訪部美有紀(以上女子)、栗原佑弥、中村祐一郎、岸本凛太朗、三山諒太、木村太一(以上男子U-15)さんの9選手が選出された。いずれも、印西市などで活動する小学生の陸上教室「いんばジュニアランニングクラブ」(成田勝也監督)のチームに所属する中学生、大学生、社会人メンバー。

 同教室は「前後左右への動きが鍛えられ、チームプレーで対話能力も磨かれる」(成田監督)と、2012年ごろから陸上の練習メニューにスポーツ鬼ごっこを取り入れてきた。現在、同教室チームは、全国大会で何度も優勝経験のある強豪へと成長している。

 女子代表に選ばれた同教室ヘッドコーチの鈴木選手は「多彩な戦術や駆け引きがあり奥が深い。ルールが簡単で用具も要らず、老若男女が楽しめる」と競技の魅力を説明。教諭を目指しており「未来の教え子たちにも楽しさを伝えたい」と話す。

 代表選出の喜びを「緊張とわくわくが半分ずつ」と表現する男子U-15の中村選手は「仲間と協力して戦うのは陸上にない楽しさ。ディフェンスを抜き、得点した瞬間の高揚感は何ものにも代えがたい」と熱く語った。