不明者の捜索続く 成田、大量土砂に難航 台風26号千葉県内被害

 千葉県内に猛威を振るった台風26号の通過から一夜明けた17日、成田市の土砂崩れ現場では県警や消防による行方不明者の捜索が行われた。必死の活動にも大量の土砂が立ちふさがり、救助は難航。付近住民がもどかしそうに見守った。鉄道も一部で運転見合わせが続き、“最強台風”の影響は依然として色濃い。

 行方不明になった佐久間忠さん(56)の捜索は、県警や消防計約150人態勢で17日朝に再開。スコップを手にした警察官や消防団員が交代で高さ3メートル近くまで積もっているという土砂をかき出し、狭い路地をトラックが何度も往復した。

 県警や消防によると、この日は小型重機も使って土砂をトラックに乗せていったが、掘った場所から大量の雨が原因とみられる泥水が次々にあふれ、専用車で吸い出しながらの作業。裏山から土と一緒に崩れた樹木も支障に。関係者は「まだ時間がかかりそうだ」と打ち明けた。救助活動は午後7時前にいったん中断。きょう18日朝に再開する。

 JR千葉支社はきょう18日の始発から久留里線木更津-久留里駅間の運行を再開すると発表。内房線佐貫町-浜金谷駅間の運行再開は20日始発からの見込み。

◆浸水被害千棟に
 千葉県は17日現在の被害状況を発表。軽傷者が16人になったほか、住宅被害は半壊が3棟、一部損壊が33棟になった。浸水被害は約千棟に達した。


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