目指せ!なでしこ「オルカ鴨川FC」 元浦和レッズ・北本さん監督就任 新チーム、期待背に来月始動

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 この春、鴨川市に新しい女子サッカーチーム「オルカ鴨川FC」が誕生する。日本女子代表「なでしこジャパン」で活躍した元浦和レッズレディースの北本綾子さん(30)を監督に迎え参戦。なでしこリーグ入りを目指し、南房総の女子プレーヤーを育てる。

 「オルカ」は鴨川を象徴するシャチのこと。チームは3月から始動し、4月から始まる千葉県女子サッカーリーグ2部に参戦する。現在、メンバーは18~33歳まで14人。亀田メディカルセンターの看護師や亀田医療大学の学生などで、なでしこリーグでも活躍する有力選手も加わる見込み。亀田総合病院が全面バックアップし、事務局は同病院内に置かれる。長狭高校や鴨川市総合運動施設を練習場にするという。

 同病院で13日に開かれた立ち上げ会見で北本さんは「鴨川が活性化するのが最大の目的」とし、「そのために勝ち上がることも大事。1年で1部に昇り、3年で皇后杯に出場してチャレンジリーグ(なでしこリーグの2部)入りしたい」と目標を掲げた。

 同病院歯科センター長で、チームの事務局長を務める亀田秀次さん(54)は「若者の元気が鴨川に集まるといい」と意義を語る。

 五輪選手のチームドクターも務める同病院スポーツ医学科部長、大内洋医師のもとには、さまざまなスポーツ選手や部活動に励む中高生が通うが、女子サッカーは高校卒業で辞めてしまう子が多いという。そのため、「続けられるように女子サッカー部をつくれないか」と提案したのがチーム立ち上げのきっかけとなった。

 亀田さんらが日本サッカー協会に掛け合ったところ、女子委員会の小野俊介氏が北本さんを紹介。北本さんは埼玉県で女子サッカースクールを経営しており、「週1のお手伝いなら」と協力する考えだったが、鴨川関係者の熱意に折れ、監督として全面的にチームを引っ張ることになった。

 「なでしこリーグの選手に負けない子もいる。本当におもしろいチームになると思う」と北本さん。24日に亀田医療大学の学生会館でキックオフパーティーを開き、鴨川を挙げた協賛を求めていく。