変わらぬ米菓に客絶えず 被災工場が直売開始 旭市・萩園

直売所で販売している「しぐれ揚」と「雷鳥」を手にする山中社長
直売所で販売している「しぐれ揚」と「雷鳥」を手にする山中社長

 東日本大震災の津波で全壊した工場を再建し、2年ぶりに生産を再開した旭市萩園の米菓製造業「山中食品」が、工場わきで主力商品の直売を始め、昔から変わらないお菓子を求める人たちがひっきりなしに訪れている。

 プレハブ建ての直売所で売られているのは、50年近くロングセラーの「しぐれ揚」と「雷鳥」。しぐれ揚はさっぱり塩味の揚げあられで、小麦粉ひねり揚げ菓子の雷鳥はソフトなガーリック味が売り文句。しぐれ揚の規格外品を袋詰めにした“お徳用”も販売している。

 まだ店頭に並ぶ品数が少ないこともあり「もう食べられないかと思った」「これこれ、待ってたよ」と、生産再開を待ちわびていた人が大量購入することも多く、1箱12袋入りを10箱まとめ買いした人も。取り置きをお願いする電話が掛かってきたり、再開を知って都内から足を運ぶ客もいるという。

 山中武夫社長(60)は「様子を見ながら少しずつ生産量や人員を増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

 直売所は日曜日を除き工場が稼働している日中に営業。問い合わせは同社、電話0479(57)3456。


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