2020夏季千葉県高等学校野球大会

市原で電気柵盗難相次ぐ 今年20件、注意喚起 野生鳥獣からの農作物被害を防止…

市原市内で盗難が相次いでいる電気柵のソーラーシステム=市原市提供
市原市内で盗難が相次いでいる電気柵のソーラーシステム=市原市提供

 市原市で今年に入り、イノシシなど野生鳥獣の農作物被害を防ぐため田畑に設置している電気柵の盗難が多発している。これを受け、県も県内の実態調査に乗り出した。同市は南部で既に20件発生。柵に電流を供給するソーラー(太陽光発電)システムが狙われ、被害総額は約160万円に上る。被害が多い夜間のパトロールなどの対策を始めたが歯止めがかからない。同市は、設置する農家にあらためて防犯対策を呼び掛けるとともに、今後は盗難防止機能付きの柵の設置に切り替える方針。

 市原市内は近年、イノシシ、シカなど野生鳥獣の農作物被害が急増。2011年度の被害額は稲、豆、果樹、野菜などで約4500万円に上る。微弱な電気を流す電気柵は鳥獣被害を防ぐため、01年から市、国、県の補助を活用して農家が田畑に設置している。昨年度までに同市内439カ所に設置され、柵の総延長は約152キロ。

 同市へ最初に盗難被害が報告されたのは1月27日。南部地区で、柵に電流を供給するためのソーラーパネル、蓄電するバッテリー(1セット約6万~8万円相当)が盗まれた。


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