ディズニー混雑解消へ 開発エリア分散、3000万人維持

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 オリエンタルランド(OLC、浦安市)は27日、昨年末に公表を延期していた東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の開発計画の詳細を発表した。2020年度までに年間500億円を投資し、TDLに「美女と野獣エリア」、TDSに新アトラクションなどを新設する。従来計画では開発エリアを限定していたが、パーク内の混雑解消へエリアを分散させ、年間3千万人規模の入園者数を維持する。

 OLCは14年、2パークの合計入園者数を恒常的に3千万人規模とするため、23年度までの10年間で約5千億円を投資する開発計画を発表。TDLのファンタジーランドを拡張し、TDSに新エリアを建設するとしていた。

 ただ、想定以上に入園者数の増加が早く、休日などの混雑が続いていたため、従来計画の見直しを決定。年間の投資規模は変えず、完了時期を20年度に前倒しするとともに、開発エリアを1カ所に集中させないよう変更した。

 20年度までに、TDLではファンタジーランド内に「美女と野獣エリア」を新設し、乗車型アトラクションやレストランを配置。1500席規模の屋内シアター、映画『ベイマックス』の新アトラクションも建設する。

 TDSではメディテレーニアンハーバーに、海外ディズニーテーマパークで人気のアトラクション「ソアリン(仮称)」を開業予定。ロストリバーデルタ南側に建設を予定していた『アナと雪の女王』を含む北欧がテーマの新エリアは、場所を変えて建設する。

 同日会見した霜田朝之経理部長は「コンテンツの充実でパークの価値が高まっているが、曜日によっては混雑する課題があった。(計画見直しで)より高い満足度を提供したい」と狙いを話した。

◆OLC、減収増益

 OLCが27日発表した2016年3月期連結決算は、売上高が前期比0・2%減の4653億5300万円、純利益が2・6%増の739億2800万円だった。入園者数の減少で売上高は2期連続で減ったが、法人税の減少により純利益は過去最高を更新した。

 営業利益は、大型投資費用などがかさみ、2・9%減の1073億5700万円だった。

 同日発表の17年3月期通期の連結業績予想は、入園料の値上げなどが寄与するとして売上高は3・1%増の4799億円。純利益は4・0%増の768億7000万円で過去最高を見込む。する。