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『IT』『死霊館』の系譜を継ぐネタバレ厳禁考察ミステリー『WEAPONS/ウェポンズ』11月28日緊急公開へ

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世界騒然のメガヒット!ネタバレ厳禁考察ミステリー 『WEAPONS/ウェポンズ』11月28日緊急劇場公開決定 (C) 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

世界騒然のメガヒット!ネタバレ厳禁考察ミステリー 『WEAPONS/ウェポンズ』11月28日緊急劇場公開決定 (C) 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved

 世界中で観客を恐怖のどん底へ突き落とし、トラウマ級の衝撃で社会現象を巻き起こしてきたホラースタジオ「ニューライン・シネマ」のネタバレ厳禁・考察型ミステリー映画『WEAPONS/ウェポンズ』(原題:WEAPONS)が、ファンの熱烈な要望を受け、11月28日から日本で緊急劇場公開されることが決定した。

【動画】ネタバレ厳禁考察ミステリー 『WEAPONS/ウェポンズ』予告編

■ ある夜、17人の子どもが消えた

 舞台は静かな郊外の町。ある水曜日の深夜2時17分、17人の子どもたちがベッドから起き上がり、階段を下り、自らドアを開けて闇の中へ消えた。消息を絶ったのは、同じ学校の教室に通う生徒たちのみ。なぜ彼らは同じ時刻に姿を消したのか――。

 疑惑を向けられた担任教師・ガンディは、残された手がかりを追い、集団失踪の真相に迫る。しかし、この事件を境に町全体が狂気に染まっていく。

 予告編では「これは、ぼくの学校で起こった本当のお話」という子どもの声を皮切りに、日常が崩壊していく様子が不協和音とともに映し出される。笑みを浮かべる蒼白の少年、夜を駆ける子どもたち、黒い液体にまみれる人影、無表情でフォークを突き刺す女――次々に挿入される不穏なカットの連続が、観る者の想像をかき立てる。ラストに映る“真っ黒な扉”の向こうに何が潜むのか、すべては観客の目で確かめるしかない。

■ 全米No.1ヒット “語れない衝撃”が世界を席巻

 8月8日に全米公開された本作は、初週3日間で興行収入65億円(約4350万ドル)を突破し、初登場1位を獲得。ホラー作品ながら評論家からも高い評価を受け、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では94%のスコアを記録した。出口調査によるCinemaScoreではA-評価と高水準を維持し、「ネタバレ厳禁」として観客の口コミも急速に拡散した。公開2週目・4週目でも全米No.1を獲得し、現在までに世界興収は389億円(約2億5900万ドル)を突破した(※Box Office Mojo調べ、1ドル=150円換算)。アカデミー賞予想サイトでは、早くも作品賞・監督賞・脚本賞候補の呼び声も上がっている。

■ 『バーバリアン』の鬼才ザック・クレッガー監督

 メガホンを取ったのは、新世代の才能として注目されるザック・クレッガー監督。コメディアンや脚本家、俳優としても活動する異色の経歴を持ち、長編デビュー作『バーバリアン』(2022年)では「ホラー映画の未来を変えた」と絶賛された。本作では、登場人物それぞれの視点が交錯する多層的なストーリーテリングを採用。緻密な構成とミスリードの連鎖が観客の知的好奇心を刺激し、SNS上では世界的な“考察合戦”が続いている。クレッガー監督は米Variety誌の取材に対し、「この世界でまだ探求したいテーマがある」と語り、続編構想の存在をほのめかしている。

■ワーナー・ブラザース映画による最後の洋画配給作品

 本作は、ワーナー・ブラザース映画による最後の洋画配給作品となる。2026年以降、米国Warner Bros. Motion Picture Group(ワーナー・ブラザース)が製作する洋画作品の日本国内における劇場配給は、東宝の連結子会社・東宝東和の子会社である東和ピクチャーズが担うことが、9月18日付けで東宝より発表されている。宣伝業務は東和ピクチャーズ、営業業務は東宝がそれぞれ東宝東和から受託する形で行われる。

 東宝東和は米ユニバーサル・ピクチャーズ作品、東和ピクチャーズは米パラマウント・ピクチャーズ作品の日本配給を手がけており、東宝グループがユニバーサル、パラマウント、ワーナーの3大スタジオの洋画を配給する体制が整うことになる。