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社説

応援や歓迎、幅広い“参加”を 「ゆめ半島」を盛り上げよう


 37年ぶりに本県開催となる第65回国民体育大会「ゆめ半島千葉国体」の開幕まで、あと271日となった。その約1カ月後には第10回障害者スポーツ大会「ゆめ半島千葉大会」も控える。地元選手たちの活躍はもちろん、運営ボランティア、応援、来訪者の歓迎など、さまざまな形でのより多くの県民参加で大会を盛り上げたい。

 近年「国体の注目度は低い。盛り上がらない」といわれる。確かに、1973年の「若潮国体」当時と比べれば、その差は明白。多種多様なスポーツイベントが周囲にあふれ、世界の情報が即座に入手できる現状では、相対的に国体への注目度が下がるのは仕方ない。

 しかし、地元開催となれば話は違う。特に競技関係者にとっては、国内あるいは世界のトップにはばたく選手を育てる貴重な舞台だ。さらに、県外から多くの来訪者を迎える大会は、千葉のイメージアップ、活性化につなげる絶好の機会になる。

 施設の改修整備、公式ポスターやPRビデオの作製、宿泊施設の確保など準備は着々と進む。一方、厳しい県の財政状況や、長引く不況の影響でスポンサー、募金が伸び悩みで大会運営の台所事情は苦しい。

 今年の新潟国体で、本県は天皇杯6位。選手の育成・強化策が「着実に成果を上げている」(県競技力向上推進本部)。今年度の県の強化費は2億5千万円と、開催1年前としては最近10年で最も少ないが、各競技団体の努力もあり、千葉の“底力”を示している。さらに「県民の熱いエールが、選手たちを奮い立たせる」と応援体制の広がりも期待する。

 県国体・全国障害者スポーツ大会局によれば、会場の整理、美化、案内など運営をサポートするボランティアも両大会合計で約3500人を確保。さらに1500人の増強を目指している。「岡山大会で歓迎を受けたという70代の男性から『お返ししたい』と応募があった。千葉来訪者に、同じような心地よさを伝えたい」(同局)と、質素でも心のこもった「もてなし」を目指す。

 県民の注目度アップ、観戦を含めた広範な参加が、熱気を高め大会を盛り上げる。それが選手の成績や、企業・団体の協賛、募金活動にも好影響をもたらすのは間違いない。

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