2025年11月13日 05:00 | 無料公開

千葉市役所
千葉市は来年1月から、市役所で手続きをする際に、申請書の記入を極力減らす「書かない窓口」に取り組む。これまでは引っ越しの手続きなどで、住所や氏名を何回も書類に書く必要があった。市区政推進課によると、窓口で職員に運転免許証などの本人確認書類を提示すれば、最低限の署名で済むようになるという。
同課は中学生と小学生の子を持つ夫婦の4人家族が同市中央区から美浜区に引っ越した場合を例に挙げている。引っ越し手続きをし、住民票の写しを1枚取得しようとすると、氏名と住所、生年月日の記入回数は計35回。それが今後は6回で済むようになり、手間を大幅に削減できるという。
対象となる窓口は各区役所の市民総合窓口と各市民センターの計18カ所。転居や世帯変更、住民異動に関係するマイナンバーカードや児童手当、子ども医療費助成などの手続きが主な対象だという。来年2月からは住民票の写しの交付手続きなども対象になる予定。
市は来年1月から、市役所などの受付時間を短縮する。同時に「書かない窓口」を始めることで市民の負担軽減を図り、サービス向上につなげたい考えだ。
(大村慧)





