ちばの選挙

千葉市長選が告示 新人3人立候補届け出

 千葉県知事選に立候補した熊谷俊人氏(43)の辞職に伴う千葉市長選が7日告示され、いずれも無所属新人で元副市長の神谷俊一氏(47)と元自民党市議の小川智之氏(47)、共産党県中部地区役員の大野隆氏(51)=共産推薦=が立候補を届け出た。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が投開票日の21日まで延長され、各陣営とも感染予防に細心の注意を払いながらの選挙戦となる。

 同日は知事選も行われ、初のダブル選挙となる。前回投票率は29・07%と30%を割り込んでおり、コロナ禍の一方、知事選との相乗効果が出るか投票率にも注目が集まる。

 市長選は新型コロナウイルス対策や中心市街地の活性化、3期約12年の熊谷市政への評価などが主な争点になる。立憲民主党と公明党、市民ネットの市議会会派は、熊谷氏の下で副市長を務め、事実上の後継候補となる神谷氏を支持。自民党は神谷氏と小川氏の間で市議の支持が割れ、分裂選挙になる。

 神谷氏は市役所近くの公園で出陣式。「熊谷市政の改革の流れを止めてはいけない。対話と現場主義を貫き、地域の課題をスピード感を持って解決していく」と訴えた。応援に駆け付けた熊谷氏は「県と政令市の連携を深め、県民と千葉市民両方に価値のあるプロジェクトを進めたい」と神谷氏への支援を求めた。

 小川氏は中央区内で出陣式に臨み「千葉市の元気がなくなっている。市民と共に汗を流して新しい市をつくる」とアピール。さらに「医療に特化した千葉市づくりをしていく。コロナでも医療資源を最適に振り分け救える命を救う」と主張した。自民党の桜田義孝元五輪相や猪口邦子元少子化担当相らが姿を見せた。

 大野氏はJR千葉駅前で第一声。知事選候補の金光理恵氏(57)も応援に駆け付けた。

 大野氏は新型コロナ対策として「いつでも誰でも何度でも無料でPCR検査を実施して“ゼロコロナ”を実現する。大型開発優先から市民の命と暮らし、生活を守る千葉市に変えられるのは私だけ」と強調した。

 期日前投票はきょう8日から20日まで、区役所など各区2カ所ずつで実施する。

 6日現在の選挙人名簿登録者数は81万177人。区別では中央区17万5217人▽花見川区14万9542人▽稲毛区13万1759人▽若葉区12万5787人▽緑区10万6411人▽美浜区12万1461人。

◆千葉市長選立候補者(上から届け出順)

神谷 俊一氏(47)無新

◇(元)千葉市副市長、総務省消防庁広域応援室長、佐賀市副市長。愛知県半田市出身。東大経済学部卒。千葉市中央区新田町在住。

◇公約 新型コロナウイルス感染リスクの高い職場へのPCR検査費補助▽市長直轄の局長級の危機管理監設置▽児童相談所を2カ所体制▽介護者支援強化▽アフターコロナの幕張メッセ活用の検討▽耕作放棄地の再生▽門前町構想の推進

小川 智之氏(47)無新

◇千葉市サッカー協会長、保護司(元)千葉市議、国会議員秘書。千葉市若葉区出身。明大公共政策大学院修了。千葉市若葉区加曽利町在住。

◇公約 新型コロナ収束までの市長報酬8割カットと指定ごみ袋無料化▽子どもの医療費と保険調剤費の無料化▽希望者全員にPCR検査▽市内交通機関の共通定額パスポート導入▽千葉市版給付型奨学金制度の創設▽市長直轄の危機管理体制構築

大野 隆氏(51)無新=共産推薦

◇ 共産党県中部地区役員(元)千葉西民主商工会副会長、日本将棋連盟職員。東京都中野区出身。明大政治経済学部卒。千葉市花見川区幕張本郷在住。

◇公約 希望する市民に無料でPCR検査▽子ども薬代の保護者負担を無料▽小中学校で30人以下学級▽災害避難所になる小中学校の体育館にエアコン整備▽プラスチック製容器包装の分別収集でCO2排出減▽ジェンダー平等推進


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