2020年10月10日 17:51 | 無料公開

千葉市長選への出馬表明をする小川市議=10日、千葉市内のホテル
来年6月に任期満了を迎える千葉市長選で、自民党千葉市議の小川智之氏(47)=6期、若葉区=が10日、市内のホテルで記者会見し「市民の千葉愛を育み住みたいと思える街をつくる」と述べ、無所属での立候補を表明した。自民党に推薦を求める。同市長選での出馬表明は初めて。
小川氏は熊谷俊人市長の市政運営を評価しつつも「国、県、市の縦のラインの連携が足りない」と批判。「われわれ自民党がフォローしてきたとの自負がある。与党としてのパイプがあり、若手議員同士のネットワークもある」と自らの強みを強調した。市の課題の一つ、財政健全化については「熊谷市政は財政削減で帳尻を合わせた。街の魅力を高め、稼いでの財政再建を目指す」と主張した。
同市長選を巡っては、自民党市議団の中に別の候補を擁立する動きがあるが、小川氏は「市議団の過半数以上から推薦を受けた。一本化に向けて調整している」と言及。一方で自民党から推薦を得られなくても「出馬の決意は変わらない」と述べた。
小川氏は衆院議員秘書などを経て、1999年の市議選で初当選。2013年の市長選でも出馬を模索したが断念した。
熊谷市長は来年4月に任期満了を迎える知事選への出馬に意欲を見せており、市長選は知事選と同時期に行われる可能性がある。
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