仏、反極右・反現職掲げ激戦へ 他候補支持票の獲得図る

演説する国民連合のマリーヌ・ルペン氏=10日、パリ(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】10日のフランス大統領選第1回投票を受け、首位の現職マクロン大統領と2位の極右政党、国民連合(RN)のルペン氏の両陣営は11日、24日の決選投票に向け他候補に投票した有権者の支持獲得への取り組みを本格化させた。それぞれ「反極右」「反現職」を旗印に掲げて激戦に挑む構えだ。

 マクロン氏は10日夜の演説で「さまざまな信念を結集するため何か新たなものを作り出す用意がある」と主張した。他の党派と協力する新たな枠組みを構築する意思を示したとみられる。

 一方、ルペン氏は「今日マクロン氏に投票しなかった全ての人々はこの連合に加わる資格がある」と呼びかけた。


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