4月「いこっと」仮オープン 図書館、公民館機能を集約 南房総・忽戸小跡地

交流複合施設「いこっと」の内装=南房総市
交流複合施設「いこっと」の内装=南房総市
交流複合施設「いこっと」の外観
交流複合施設「いこっと」の外観

 南房総市千倉地区で4月1日に仮オープンする交流複合施設「いこっと」の報道関係者向け内覧会が行われた。図書館とコミュニティセンターを併設する構造で、手狭となっていた旧図書館や老朽化で廃止されていた旧公民館の機能を集約した。市担当者は「半日、ゆっくり過ごせる施設を目指す」としている。

(島津太彦)

 同施設は旧市立忽戸(こっと)小学校跡地に建設された。敷地面積約3100平方メートル、延床面積約2600平方メートルの平屋建て鉄骨造。総事業費は約28億円。

 開放的な内装で、共有部にはれんが造りの壁や暖炉、小上がりスペースなどを設けた。名称は公募し、113件のうち3件あった「いこっと」に決定。歴史のある地名の忽戸を大切にし、誰もが「あそこに行こうっと」と立ち寄れる「憩いの場」との意味が込められた。

 各種セミナーや映画会といった催しを想定した最大140人収容の大ホール、用途により楽屋にもなる中会議室、和室、調理室などを設置。貸館施設として、多様なニーズに応えられる作りとした。

 図書館は最大15万冊をそろえる。昨年末に閉館した旧図書館から全ての蔵書を引き継いだ上で、5割ほど容量を増やした。家族で読み聞かせできる「こどもスタジオ」は声が漏れにくい作りで、静かに読書を楽しみたい人と親子連れの双方に配慮した。郷土資料室も設け、内容の充実を進める。

 図書館の安西正人館長は「さらに使い勝手を良くした図書館として、リニューアルにご期待を」と説明。市教委生涯学習課の担当者は「遊びに来る感覚で来館してもらえれば」と話した。工事中の場所を含めたフルオープンは9月以降の予定という。


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