
匝瑳市立野田小6年の宇井愛花さん(12)が、サーフィンの全日本選手権(10月・静岡県)ボディーボード女子の部で優勝、最年少でアマチュア日本一に輝いた。日本サーフィン連盟のランキングでも年間女王となり、国内女子トップアマの栄冠を手にした。来年から世界ツアーに参戦する予定で「将来の目標は世界チャンピオン」と笑顔をのぞかせる。
(伊藤義治)
小学1年で本格的にボディーボード競技を始め、学校終わりに自宅近くの野手浜海岸や旭市の飯岡海岸などで毎日練習を重ね、腕を磨いた。今年7月には米ハワイで行われた国際大会で、世界の強豪たちを押しのけ女子18歳以下の部で優勝。実力は世界レベルだ。
国内最高峰の大会である全日本選手権の成績は過去16位、3位。今回は「緊張したが、最後まで自分らしいサーフィンができた」とうまく波をつかみ、空中で回転する得意技「エルロロ」が決まり頂点をつかんだ。プロボディーボーダーでもある母、千春さん(41)は「どんなコンディションでも毎日海に入ったことで強くなった」と、親子で対戦することもあるまな娘の快挙を分析する。
「気持ちよく波に乗れて、友達と一緒にやるのが楽しい」とボディーボードの魅力を語る宇井さん。「全日本2連覇を目標にもっと技術を磨き、この地域の代表として世界で活躍できる選手になりたい。地元の皆さんにサーフィンの楽しさをもっと伝えられるように努力していきたい」と力強く語る。
市役所で今年の活躍を報告した際には、宮内康幸市長から「匝瑳を代表する選手として世界に羽ばたき、さらなる飛躍を遂げてほしい」とエールを送られた。




