強盗致死、男に無期懲役の判決 埼玉・本庄の霊園遺体事件 

 2013年10月、埼玉県本庄市の霊園で男性の遺体が見つかった事件で、強盗致死や死体遺棄などの罪に問われた斎藤邦実被告(30)の裁判員裁判で、東京地裁は23日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 事件では、斎藤被告の共犯として3人が懲役30年~18年の実刑判決を受けている。

 公判で被告は「被害者を死なせた暴行には関与していない」と強盗致死罪の成立を否定したが、島田一裁判長は「被告の暴行が致命傷となった可能性が高い」と指摘。その上で「共犯者に責任転嫁するような供述を続けており、情状酌量の事情はない」と述べた。


  • LINEで送る