千葉県、療養基準見直しへ 年齢引き上げ、スコア導入 コロナ病床確保

 新型コロナウイルスの感染が急拡大し、千葉県内医療機関の病床が逼迫(ひっぱく)していることから、千葉県は6日、入院基準の見直しなどに着手する方針を明らかにした。医療・感染症の専門家らで構成する専門部会の提言に基づき、入院の優先度や要否を判断するスコアの導入や、宿泊・自宅療養基準の見直しを行い、医療提供体制を維持したい考え。きょう7日に千葉を含む4都県への緊急事態宣言の再発令が決まるが、県は「宣言の効果が出るまでには時間がかかる。可能な限り早く施策を展開していく」としている。

 県内では感染の拡大に伴い病床稼働率が上昇し、5日時点で52%に達している。こうした状況から5日に開いた専門部会では医療提供体制維持に向けた対策について意見を聴取。提言のあった施策へ優先的に取り組む方針だ。

 柱となるのは入院・在宅等療養の基準適正化による入院者数の抑制。

 宿泊・自宅療養の基準は、無症状者・軽症者の宿泊療養を現在の70歳未満から75歳未満に、自宅療養を50歳未満から60歳未満にそれぞれ引き上げ。

 「入院優先度判断スコア」導入も進める。基礎疾患などの重症化リスク、年齢などを点数化し、入院が必要か判断するための目安とする。神奈川県ですでに運用されているスコアを採用し、発出届を提出する医療機関に作成を依頼する。

 また、感染拡大に伴い夜間に体調が急変する患者が増加していることを受け、夜間輪番の体制強化を進める。

 県の久保秀一健康危機対策監は「基準年齢を引き上げればリスクが高くなると認識しているが、やむをえない状況だ」と説明した。


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