【動画あり】千葉県、年末年始の「時短営業」を要請 東葛と千葉市の飲食店に 協力金20日間で80万円

飲食店等に時短要請し、会見する森田知事=17日、県庁
飲食店等に時短要請し、会見する森田知事=17日、県庁

 千葉県内での新型コロナウイルス感染急増を受け、県は17日、東葛地域と千葉市で酒類を提供する飲食店・カラオケ店に、年末年始となる23日~来年1月11日の20日間、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請した。協力した中小店舗には一日4万円、計80万円の協力金を支給する。また、重症化リスクの高い感染者を優先的に対応するため入院・ホテル・自宅療養の基準を変更し、医療提供体制を維持する。臨時会見した森田健作知事は「感染拡大防止する非常に重大な局面。県民一人一人に協力を求める」と呼び掛けた。

 県内で新規感染者が急増し、16日までの直近7日間平均が117・3人となるなど過去最多の水準が続いていることを受け、県は新型コロナの感染症対策本部会議を開き、感染拡大防止策を決定した。

 飛まつ感染のリスク低減へ、酒類提供の飲食店等に時短要請。感染者の多い東葛地域(県北西部11市)と千葉市が対象で、年末年始の20日間、協力した店舗に80万円を支給する。

 チェーン店などに協力金は支給されないが、午後10時までの時短要請は行う。

 また、政府の飲食業界への支援策「Go To イート」事業のプレミアム付食事券の新規発行一時停止の延長も決定。来年1月11日まで停止する。さらにイートの食事券・ポイントの利用を控えるよう求めた。

 人の動きを抑制するため、感染リスクの高い場所へ不要不急の外出を控えるよう要請し、買い物なども人数・時間を最小限に抑えるよう求めた。

◆医療体制維持へ基準変更

 医療提供体制の維持へは、入院・ホテル・自宅療養の基準を見直し。原則入院としていた65~69歳の無症状者はホテル療養に変更。50歳未満で本人が自宅療養を望む場合は、これまでの原則ホテル療養から、自宅療養を認めるよう改定した。新たな基準は18日から適用する。

 病床確保計画では、現在県全域を上から2番目に高い「フェーズ3」としているが、さらなる感染拡大に備え「4」への移行方法などを修正。感染者の多い東葛北部・南部、千葉の各医療圏を先行して移行する方針などを確認した。

◇年末年始の感染拡大防止対策(12月23日~1月11日)

【飲食】

酒類を提供する飲食店の営業は午後10時まで(東葛地域、千葉市=中小企業には協力金計80万円支給)
Go To イート 食事券の新規発行の一時停止(延長)
Go To イート 食事券・ポイントの利用は控えて

【外出】

感染リスクの高い場所への不要不急の外出は控えて
買い物での外出は、人数・時間とも最小限に
Go To トラベル 一時停止地域の住民はディスカバー千葉の新規予約を控えて
ディスカバー千葉の一時停止(12月28日~1月11日)

【年末年始の行事】

帰省、参拝は混雑する時期を避けて
成人式でも感染防止対策の徹底

【クラスター防止対策】

高齢者施設などでは感染防止対策の再確認
学校では飲食時、休憩時、更衣時の身体的距離の確保と会話禁止の徹底

◆経済対策や地域支援を 市長ら評価「県と連携」 千葉県、年末年始の時短要請

 千葉県の時短要請に対し対象地域の市長からは評価の一方で、経済対策や支援を求める声も上がった。

 千葉市の熊谷俊人市長は「(千葉市は)対象とならない可能性があったが、最終的に加えていただき大変感謝している。今後も県と連携し感染拡大防止策にしっかりと取り組み、市もさまざまな独自の対策を講じていく」とコメント。

 船橋市の松戸徹市長は「事業所や各市の要請を受け止め(協力金支給を)判断したことを評価する」とした上で「今後も市町村との連携を図りながら、きめ細やかに対応していただけることを期待する」とした。

 松戸市の本郷谷健次市長は「(長引くコロナ禍で)飲食店からも経営が非常に厳しいとの声をいただいている。医療体制など感染症対策をさらに講じるとともに地域経済を回復させる対策も実施してほしい」と要望。

 柏市の秋山浩保市長は「(時短要請は)影響が大きく残念だが、協力金の迅速な支給など対象店への適切な支援をお願いしたい」とコメント。市も「中小企業経営雇用支援金などによる事業者支援を行っていきたい」とした。


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