「航空機を撃ち落とす」などと脅迫し成田発ベトナム・ハノイ行きの便を緊急着陸させたとして、成田空港署は１５日、威力業務妨害の疑いで山形県に住む男子学生（１７）を逮捕した。

　逮捕容疑は１月５日午前１０時５５分ごろ、自宅からベトナム航空日本支社コンタクトセンター（東京都）に電話をかけ、「航空機を撃ち落とす」などと脅迫、飛行中のベトナム航空機を福岡空港に緊急着陸させるなどした疑い。

　同署によると、同便は緊急着陸後、点検や燃料補給をして離陸、予定より約３時間３５分遅れてハノイに到着した。乗客乗員６２人にけがはなかった。

　ベトナム航空の職員が成田国際空港会社（ＮＡＡ）に連絡し、ＮＡＡが同署に通報。電話履歴から男子学生が浮上した。容疑を認めているという。