「命絶つほどつらかった」 成田不明女児、小倉美咲さん母 中傷ブログ名誉毀損公判

小倉美咲さん(家族提供)
小倉美咲さん(家族提供)
行方不明となった小倉美咲さんの情報提供を呼び掛ける母のとも子さん(右)ら=2020年10月20日、成田市の成田山参道
行方不明となった小倉美咲さんの情報提供を呼び掛ける母のとも子さん(右)ら=2020年10月20日、成田市の成田山参道

 山梨県のキャンプ場で2019年9月、行方不明になった成田市の小倉美咲さん(9)の母、とも子さん(38)を自身のブログで中傷したとして、名誉毀損(きそん)罪に問われた野上幸雄被告(70)の公判が11日、千葉地裁(安永健次裁判長)で開かれ、とも子さんが検察側証人として出廷した。ビデオリンク方式で別室から証言し「美咲を探す思いや、長女を守るという思いがなければ、命を絶っていたくらいつらかった」と心情を述べた。

 起訴状などによると、被告は2月13日~10月14日ごろ、自身が管理するブログに「美咲ちゃん事件募金詐欺」「美咲ちゃんの事件はかなり組織だってやっているそうです」などと掲載したとされる。

 とも子さんは、仕事関係の知人を通じて口座に振り込まれた募金は「一切、使っていない」と証言。他に親族や友人らが集めた金は「(情報提供を呼び掛ける)チラシや山梨に行く交通費に使った」として、募金詐欺を否定した。「臆測でデマを書かれて傷ついた。心配してくれた親族や友人も犯人視され、去った友人もいる」と声を振り絞った。


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