2025年9月5日 08:28 | 無料公開

気象庁
5日未明に高知県宿毛市付近に上陸した台風15号は、西日本から東日本の太平洋側を東に進む見込みだ。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が求められる。
気象庁によると、四国や近畿、東海、関東甲信、東北では線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる恐れがある。台風や高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気に加え、本州付近にのびる前線の影響で、西日本から北日本の所々で、非常に激しい雨や猛烈な雨が降った。
線状降水帯が発生する恐れがある地域と期間は、岩手、宮城、和歌山、徳島、高知の5県が5日昼前にかけて、岐阜、静岡、愛知、三重の4県が5日夕方にかけて、茨城、埼玉、千葉、神奈川、山梨、長野の6県と東京地方(23区と多摩)、伊豆諸島が5日夜のはじめごろにかけて。
6日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、関東甲信300ミリ、東海250ミリ、近畿150ミリ、東北、四国120ミリ、北陸、中国80ミリ。
台風は5日午前4時現在、高知県須崎市付近を時速15キロで東北東へ進んだ。