「期待できない」「ロックダウンを」 3度目の緊急事態宣言、千葉県民から効果疑問視の声 「五輪で緩み」指摘も

JR千葉駅前をマスク姿で歩く人たち=2日午後、千葉市中央区
JR千葉駅前をマスク姿で歩く人たち=2日午後、千葉市中央区

 新型コロナウイルスの感染者急増を受け、千葉県は2日、3度目の緊急事態宣言の期間に入った。県内の累計感染者が5万人を超え、流行「第5波」が鮮明になる一方、自粛疲れや五輪開催による気の緩みが指摘される。「出歩く人が多い」「ロックダウン(都市封鎖)を」。県民からは効果を疑問視し、より強力な対策を求める声が聞かれた。

 宣言初日のJR千葉駅周辺は、マスク姿で行き交う買い物客らの姿が目立った。そごう千葉店を訪れた千葉市稲毛区の会社員女性(44)は「(緊急事態宣言に)何も期待できない。31日以降も終わらず、宣言が長引くのでは」。千葉市稲毛区の無職、久田稔さん(75)は「東京五輪はやるべきではなかった。国民の行動の緩みにつながっていると思う」と非難した。

 移動中の鎌ケ谷市の会社員男性(49)は「まん延防止等重点措置と効果は変わらないのではないか。国にはワクチン確保に力を入れてほしい」と望んだ。

 千葉市中央区内の公園には、夏休み中の親子連れの姿。同区の主婦(42)は、今年3月まで住んでいたインドネシアと比べ「日本の緊急事態宣言は普段の生活とあまり変化がない。インドネシアでは1年間学校がなく、ほとんどの企業が出社してはいけなかった」と指摘した。

 人流抑制へ対策の強化を求める声も。市原市の自営業、平山光哲さん(47)は「県内で東京都ナンバーの車をよく見る。緊急事態宣言は慣れているため、ロックダウンなどさらに強制力を強めて」と要望。千葉市緑区の女性(48)は「酒を提供している飲食店だけ攻撃を受けている。感染者が多い県の移動制限を徹底して」と訴えた。

 1年以上の自粛生活を経た上での感染急増。子育て中の市原市の女性(34)は「(感染への意識が)まひして出歩いている人が多い。短期集中の対策が良かった」とうんざりした様子で話していた。


  • LINEで送る