3度目の緊急事態宣言 夏休みの観光地直撃 「今年こそ」またも暗転 憤る経営者「何か支援を」

緊急事態宣言前最後の週末、たくさんの人出が見られた御宿中央海水浴場=31日午前、御宿町
緊急事態宣言前最後の週末、たくさんの人出が見られた御宿中央海水浴場=31日午前、御宿町
鋸山を望み、写真を撮りながら楽しむ若者たち=31日、富津市
鋸山を望み、写真を撮りながら楽しむ若者たち=31日、富津市
成田うなぎ祭りが開かれる中、ウナギ料理の食事やテークアウトをしに客が訪れる成田山参道=30日、成田市
成田うなぎ祭りが開かれる中、ウナギ料理の食事やテークアウトをしに客が訪れる成田山参道=30日、成田市

 コロナ禍で再び迎えた夏休みだが、2日発令される3度目の緊急事態宣言が千葉県内観光地を直撃する。2年ぶりに開設した海水浴場は急きょ閉鎖され、うなぎ祭り開催中の成田山参道にはため息が充満。「今年こそは」の期待は今夏も裏切られた。「観光業にも何らかの支援を」-関係者の怒りは爆発寸前だ。

 夷隅地域で唯一開設していた御宿町の海水浴場。1軒だけあった海の家「HINOMARU」も営業を終了せざるを得なくなった。「これだけ感染者が増えたら(宣言は)仕方がないが、海の家ができないのは悔しい」。経営する君塚勇気さん(43)は肩を落とす。

 町のガイドラインに従いテーブルにアクリル板を設け、来店者にマスク着用や手指消毒を徹底。数日前からは店内での食事提供をやめ、テークアウトだけにするなど最大限の対策をしてきただけに「何かしらの援助があってもいいのでは。我慢だけして泣き寝入りするしかないのか」。観光業に支援がないことに憤る。

 閉鎖前最後の土曜日となった31日は晴天に恵まれ、海岸に多くの人出が見られた。「何とか踏ん張って少しでも売り上げないと」。前を向く君塚さんだが「来年もこんな感じだったら御宿の観光はどうなってしまうのか」と不安は隠せない。

◆朗報も一転

 「日本遺産」の候補地域に選ばれた鋸山の麓。南房総の玄関口である東京湾フェリーの金谷港周辺は県内外ナンバ ・・・

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