酒の影響で「居眠り状態」 危険運転致死傷罪で運転手起訴 八街児童5人死傷事故

梅沢洋被告=6月30日、成田空港署
梅沢洋被告=6月30日、成田空港署
事故の惨状が残る現場を調べる県警の捜査員=6月28日、八街市
事故の惨状が残る現場を調べる県警の捜査員=6月28日、八街市

 八街市の市道で下校途中だった市立朝陽小児童の列に大型トラックが突っ込み、1~3年生5人が死傷した事故で、千葉地検は19日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪で運転手の梅沢洋容疑者(60)=同市=を起訴した。被告は千葉市花見川区内のパーキングエリア(PA)で休憩中に飲酒し、事故当時は酒の影響で居眠り状態だったとされる。

 起訴状などによると、6月28日午後2時55分ごろ、京葉道路下り線の幕張PAで酒を飲んだ後、大型トラックの運転を再開。同3時25分ごろ、八街市八街はの市道を時速約56キロで走行中、アルコールの影響で居眠り状態に陥り、進行方向左側の電柱に衝突、一列で歩いていた児童5人をはね、死傷させたとされる。

 地検は認否を明らかにしていない。被告は東京都内に資材を運んだ後、勤務先に戻る途中だった。

 県警は同法違反の過失傷害容疑で現行犯逮捕したが、飲酒の影響で正常な運転ができていなかった疑いがあると判断し、より罰則の重い危険運転致死傷容疑に切り替え送検していた。

 死亡した男児の遺族は「裁判では被告に正直に話してもらい、事件の真相が明らかになることを望む」とするコメントを出した。

 県警は被告の勤務先についても、安全運転管理者を置いていなかったとして、道交法違反の疑いで捜査している。


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