デルタ株急拡大 まん延防止4度目延長の千葉県内 第5波懸念、重症化も

千葉県内の1週間感染者数とデルタ株割合
千葉県内の1週間感染者数とデルタ株割合

 新型コロナウイルス感染再拡大の要因とみられるデルタ株(インドで確認された変異株)が千葉県内でも急増している。6月28日~7月4日の1週間で実施したスクリーニング検査では対象325人中、68人が陽性(20・9%)となり、3週前の検査から割合が倍増。今月8日には県内初のデルタ株クラスターも判明した。まん延防止等重点措置は4度目の延長が決まったが、県は「デルタ株は感染力や重症化リスクが高い」と警戒を強めている。

 県疾病対策課によると、6月7~13日の週のスクリーニング検査(対象151人)では14人が陽性(9・3%)だったのに対し、28日~7月4日の検査では68人が陽性(20・9%)。3週間で割合が倍増した。

 今月8日には、事業所関係者計15人がデルタ株陽性と判明し、県内初のデルタ株クラスターと認定された。

 同課は「従来株からアルファ株(英国で最初に検出された変異株)に置き換わりが進んだ時のように、アルファ株からデルタ株への置き換わりが進んでいる」と分析。「デルタ株も感染力が強く、拡大につながっている可能性がある」と指摘する。

 同日には、県内の新規感染者数が200人を記録した。200人以上となるのは2月6日以来、5カ月ぶり。「第5波」への懸念が強まっている。

 同課はデルタ株の拡大で第5波を招くことを危惧。「デルタ株もコロナに変わりない。まずは感染者を減らすため、県民には一層の対策をお願いしたい」と呼び掛けている。


  • LINEで送る