ディズニー周辺に暴走族が増加 コロナ影響、目当ては「夜景」か 深夜に爆音…県警は取り締まり強化

浦安市舞浜地区で実施した不正改造車に対する合同取り締まりの様子(県警提供)
浦安市舞浜地区で実施した不正改造車に対する合同取り締まりの様子(県警提供)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、千葉県浦安市舞浜地区で深夜に爆音を上げる暴走族らが増えている。感染防止のため東京ディズニーリゾート(TDR)の入場者数が制限され、周辺道路の交通量が減ったことで夜景目当てに集まっているとみられる。住民から多くの苦情が寄せられており、浦安署は千葉運輸支局との合同取り締まりに乗り出した。担当者は「事故にもつながる」と警戒を強めている。

 海沿いに位置する同市舞浜地区の東京ディズニーランドとディズニーシーの周辺は広い道路が続き、背の高いヤシの木が立ち並ぶ。心地良い海風がランナーに人気で、夜にはライトアップされたパーク内の夜景が輝く。

 そんなTDR周辺に深夜、暴走族らが集結。ドリフト走行や爆音走行を繰り返し、集団での危険運転も絶えない。同署の担当者は「新型コロナウイルスの影響で周辺の交通量が減少した上、行くところがないのか暴走族などが集まっているようだ」と指摘する。広い道路や夜景が目当てとみられ、昨年から目立つようになったという。

 今年に入り住民からの苦情も増加。同署によると、騒音などに関する同署への通報は昨年157件だったが、今年は5月17日現在で147件に上り、すでに昨年1年間に迫る勢いだ。住民からは「うるさくて眠れない」「爆音がうるさい」などの声が寄せられている。

 こうした状況を受け、県警は5月29日夜から30日未明にかけ、千葉運輸支局などと合同で不正改造車に対する取り締まりを実施した。25台の車両を検査し、騒音基準を満たしていないマフラーの取り付けや最低地上高不足など不正に改造された15台に対して改善措置を命じ、整備命令書を交付した。

 浦安署の担当者は「ドリフトなど危険な運転は事故につながる恐れがある」と懸念。「違法車両に対しては徹底した取り締まりを実施する」と強調した。


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