2021年5月17日 13:01 | 有料記事

原因不明の体調不良となり死んだアジアゾウのプーリー(奥)=2018年8月、市原市の「市原ぞうの国」

得意なサッカーやダンスで入園客を喜ばせた「ミニスター」=市原ぞうの国提供
市原市山小川の動物園「市原ぞうの国」で、アジアゾウ6頭が原因不明の体調不良となり、「プーリー」(30歳)と「ミニスター」(35歳)のメス2頭が亡くなったことが17日、園への取材で分かった。同園はミニスターを解剖し死因を調べているが、腸に出血があり、食中毒の可能性もあるという。プーリーは2002年に来園。実母に育児放棄された子ゾウに授乳するなど世界的にも珍しい子育てをしたことで知られている。坂本小百合園長は「あまりに突然すぎて本当に辛い」と悲しみに暮れた。
同園によると、6頭が下痢や腹痛などの症状を示したのは14日午後。群馬サファリパーク園長で日本では最もゾウに詳しい川上茂久獣医師が駆け付け、 ・・・
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