2021年3月27日 19:47 | 無料公開

千葉日報社
千葉県内で27日、新型コロナウイルスに感染した70代と80代の男女4人の死亡と、10歳未満から90代以上の97人の感染が判明した。船橋市内の通所介護事業所で新たにクラスター(感染者集団)が確認された。県内の死者は559人、累計の感染者は2万9245人に増えた。
県は、県内居住の80代男性2人の死亡と52人の感染を発表した。死亡した1人は、親族の感染が分かり24日にPCR検査を実施。翌日に自宅で死亡が確認された。1人暮らしで、保健所などが陽性を伝えようとしたが連絡がつかず、別の親族が自宅を訪れ死亡が分かった。検査時は軽症で、容体が急変したとみられる。循環器系の基礎疾患があった。
船橋市は、市内に住む80代男性の死亡と21人の感染を発表した。死亡した80代男性は3月上旬の感染判明時は無症状で、次第に症状が悪化した。不整脈と低血圧の基礎疾患があった。同市米ケ崎町のデイサービスセンター「さわやか苑」では、利用者計9人のクラスターが確認された。
千葉市は、市内居住の70代女性の死亡と14人の新規感染を発表した。
柏市は、10人の感染を発表した。いずれも軽症か無症状。
27日に県内で感染が確認された人の居住地別は▽船橋市21人▽千葉市14人▽松戸市10人▽市川市9人▽柏市、八千代市が各8人▽佐倉市5人▽習志野市、市原市、鎌ケ谷市が各3人▽流山市、白井市が各2人▽浦安市、我孫子市、野田市、木更津市、印西市、四街道市、茂原市、銚子市、旭市が各1人。